【日本リーグ】日本ユニシス&再春館製薬所は5連勝なるか!? <女子展望>

2月7日は国内最高峰のリーグ戦『日本リーグ2015』第10日が行なわれる。大会も佳境に入り、ここでの勝敗が各チームの順位に大きな影響を及ぼすため、どのチームも負けられない戦いとなる。ここでは、女子リーグを展望しよう。

 

女子は4連勝中の日本ユニシスと再春館製薬所(以下、再春館)が試合を行なう。日本ユニシスはヨネックス、再春館は北都銀行との勝負になるが、どちらも国内トップレベルの選手を揃えるチームとの対戦だけに、一瞬たりとも気が抜けない戦いとなりそうだ。

 

青森県・スポカルイン黒石で対戦するのは、再春館と北都銀行。再春館は今季ダブルスで負けなしの福島由紀/廣田彩花、福万尚子/與猶くるみを軸にポイントを奪いにいく。

一方の北都銀行も、全日本総合4強の米元小春/田中志穂、同8強でリーグ戦好調の松本麻佑/永原和可那で勝負に出ると予想される。リーグ戦の経験値としては再春館に分はあるが、北都銀行には秋田から駆けつける応援団や同じ東北のファンからの声援が大きな力になるはず。ホームに近い雰囲気のなかで勝負できるアドバンテージを生かしたい。

第1ダブルスとして結果を残している福島由紀/廣田彩花
第1ダブルスとして結果を残している再春館製薬所の福島由紀(右)/廣田彩花

 

シングルスも注目だ。再春館はリーグ戦3勝の峰歩美に、内定選手の山口茜(勝山高3年)がいる。ただし、山口はケガの影響で1月末の熊本大会を欠場しており、今回も峰を起用することが予想される。北都銀行は内定選手としてリーグ戦デビューを果たした川上紗恵奈(富岡高3年)が登場しそう。峰と川上の勝負となった場合、2人の対戦は昨年の全日本総合2回戦以来。このときは川上が勝利してベスト8を決めている。川上の連勝なるか、それとも峰がリベンジするか。こちらの戦いも見逃せない。

峰歩美(左)と川上紗恵奈の勝負となれば、総合以来の対決に
シングルスでの対決が予想される峰歩美(左)と川上紗恵奈

 

埼玉県・深谷総合体育館で激突するのは日本ユニシスとヨネックス。髙橋礼華/松友美佐紀、奥原希望の日本トップの布陣を敷く日本ユニシスに対し、ヨネックスも総合シングルス準優勝の佐藤冴香、同ダブルス4強の内藤真実がチームをけん引する。佐藤、内藤は五輪レース参戦で海外遠征に出る機会が多く、リーグ戦出場は少なかったが、この大一番でなんとかチームに貢献したいところだ。

 

見所となるのはシングルスだ。奥原と佐藤の勝負となれば、総合の決勝戦と同じカードとなる。このときは奥原が勝利しているが、今回はチームで戦う団体戦。優勝争いの最前線に立つ奥原の方がプレッシャーは大きく、逆にチームとして追いかける立場の佐藤はチャレンジャーの気持ちで臨むことができる。個人戦とは違う緊張感が、それぞれのプレーにどう影響を与えるかも試合のポイントになるだろう。

 

ダブルスは日本ユニシス・不動のエースである髙橋/松友を打ち崩すのは困難。しかし、第2ダブルスに若干の不安を残しており、ヨネックスにとって付け入る隙はここしかない。これまでダブルスのペアを組み替えながら白星を手にしてきたヨネックスだが、実力者の内藤と誰を組ませ、どこで起用するかが勝利の鍵となりそう。シングルスでのポイントをつかみ、なんとか接戦に持ち込みたい。

エースとしてチームをまとめる髙橋礼華(右)/松友美佐紀
エースとしてチームをまとめる日本ユニシスの髙橋礼華(右)/松友美佐紀

 

リーグ日程(2月7日)

 

青森県黒石市/スポカルイン黒石

男子 NTT東日本 − 日立情報通信エンジニアリング

女子 再春館製薬所 − 北都銀行

開場時間:9時30分

公開練習時間:10時30分

試合開始時間:13時00分

 

埼玉県深谷市/深谷市総合体育館(深谷ビッグタートル)

男子 トナミ運輸 − 日本ユニシス

女子 日本ユニシス − ヨネックス

開場時間:8時30分

公開練習時間:9時00分

試合開始時間:女子 10時30分 男子 13時30分

投稿日:2016/02/06
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