【日本リーグ】再春館製薬所が地元で2連勝! 男子・日本ユニシスは5勝目 <熊本大会>

1月31日に開催された日本リーグ2015第9日は、宮城県仙台市、神奈川県平塚市、熊本県熊本市で行なわれた。ここでは熊本大会の試合結果を紹介しよう。

『バドミントン日本リーグ2015熊本大会』2日目も、音響や照明、映像を使った華やかな開始式が行なわれた
『バドミントン日本リーグ2015熊本大会』2日目も、音響や照明、映像を使った華やかな開始式が行なわれた
初日は約3500人、2日目は約4500人のファンが来場。立ち見のお客さんも出たほど
初日は約3500人、2日目は約4500人のファンが来場。立ち見のお客さんも出たほど

 

【熊本大会】

2日間開催となった熊本大会には4500人が来場。多くのファンが注目するなか、男子は優勝奪還をねらう日本ユニシスがJR北海道を退けて5連勝を飾った。

第1ダブルスは不動のエース・早川賢一/遠藤大由が12本12本で快勝すると、シングルスはリーグ4連勝中の坂井一将に代わって高卒2年目の小野寺裕介が出場。リーグ初出場となった小野寺が、15本14本で白星を挙げてチームの連勝に貢献した。

完ぺきな試合運びでJR北海道の岡村/榊を一蹴した早川賢一(右)/遠藤大由
完ぺきな試合運びでJR北海道の岡村/榊を一蹴した早川賢一(右)/遠藤大由
日本ユニシスの小野寺裕介は、日本リーグ初参戦初白星。「とにかくねばり強く、ミスをしないような自分のプレーをしようと思っていました。反省点もあるけれど、出しきれました」
日本ユニシスの小野寺裕介は、日本リーグ初参戦初白星。「とにかくねばり強く、ミスをしないような自分のプレーをしようと思っていました。反省点もあるけれど、出しきれました」

 

女子は地元の再春館製薬所が、NTT東日本との接戦を制して4勝目を手にした。

優勝に向けて互いに負けられない勝負は、第1ダブルスで再春館製薬所の福島由紀/廣田彩花が2−0のストレートで勝利。しかし、シングルスは今季好調のNTT東日本・大堀彩が、峰歩美を16本15本に抑えて逆転勝利に望みをつなげる。

第2ダブルスは地元の声援を背に福万尚子/與猶くるみが奮起。第1ゲームこそ新玉美郷/渡邉あかねに19本とねばられたが、第2ゲームはペースを掌握して14本で勝利。ライバルを退けた再春館製薬所が、地元で2連勝を飾り優勝に向けて勢いをつけた。

1-1で回ってきたNTT東日本との勝負を笑顔で締めくくったのは再春館製薬所の福万尚子(左)/與猶くるみ。「昨シーズンのNTT東日本戦は私たちがこのペアに負けてチームも負けた」(福万)という責任感を持って最後までしっかり戦い抜いた
1-1で回ってきたNTT東日本との勝負を笑顔で締めくくったのは再春館製薬所の福万尚子(左)/與猶くるみ。「昨シーズンのNTT東日本戦は私たちがこのペアに負けてチームも負けた」(福万)という責任感を持って最後までしっかり戦い抜いた
昨シーズン王者・NTT東日本との大一番を制し、連勝を4に伸ばした再春館製薬所。試合後には、大応援団に向かって一礼し感謝を示した
昨シーズン王者・NTT東日本との大一番を制し、連勝を4に伸ばした再春館製薬所。試合後には、大応援団に向かって一礼し感謝を示した

 

女子のもう1試合は、今年リーグ初参戦のACT SAIKYOが広島ガスを下し、貴重な2勝目を挙げた。

ACT SAIKYOは第1ダブルスの米元陽花/今井優歩が、試合巧者・小池温子/桜井みどりを2—0のストレートで打ち破り、チームに勢いをもたらす。すると、高校生の内定選手・齋藤栞(埼玉栄3年)も広ガスの井上静華をファイナル勝負で退け、ACT SAIKYOが白星をつかみとった。なお、第2ダブルスの北吉穂香/今野あゆみも勝利を挙げ、ACT SAIKYOは3−0で快勝している。

ACT SAIKYOに大きな勝利をもたらしたエースの米元陽花(右)/今井優歩。広島ガスの小池/桜井には未勝利だっただけに、試合後は米元の目に涙があふれた
ACT SAIKYOに大きな勝利をもたらしたエースの米元陽花(右)/今井優歩。広島ガスの小池/桜井には未勝利だっただけに、試合後は米元の目に涙があふれた
内定選手の齋藤栞(ACT SAIKYO)が2-1で逆転勝ち。「チームに貢献したかったのでうれしい。強気でプレーできました」
内定選手の齋藤栞(ACT SAIKYO)が2-1で逆転勝ち。「チームに貢献したかったのでうれしい。強気でプレーできました」

 

会場/熊本県立総合体育館

 

▼男子

日本ユニシス[5勝0敗] 3−0 JR北海道[2勝3敗]

早川賢一/遠藤大由②〔21−12、21−12〕0●岡村和輝/榊大史

小野寺裕介②〔21−15、21−14〕0●塚本光希

金子祐樹/井上拓斗②〔21−14、21−11〕0●牧野公亮/渡部大

今シーズン2戦目の塚本光希(JR北海道)。力強いショットを繰り出したが、ねばりきれず
今シーズン2戦目の塚本光希(JR北海道)。力強いショットを繰り出したが、ねばりきれず

▼女子

再春館製薬所[4勝0敗] 2−1 NTT東日本[3勝2敗]

福島由紀/廣田彩花②〔21−19、21−15〕0●川島里羅/尾﨑沙織

峰歩美●0〔16−21、15−21〕②大堀彩

福万尚子/與猶くるみ②〔21−19、21−14〕0●新玉美郷/渡邉あかね

前日に続き、きっちり白星をあげてNTT東日本に貢献した大堀彩。素早いフットワーク、速いタッチで先手をとった
前日に続き、きっちり白星をあげてNTT東日本に貢献した大堀彩。素早いフットワーク、速いタッチで先手をとった
第2複を担った新玉美郷(奥)/渡邉あかねはNTT東日本に4勝目をもたらしたかったが、ストレートで敗戦
第2複を担った新玉美郷(奥)/渡邉あかねはNTT東日本に4勝目をもたらしたかったが、ストレートで敗戦

 

 

ACT SAIKYO[2勝4敗] 3−0 広島ガス[0勝6敗]

米元陽花/今井優歩②〔21−15、21−19〕0●小池温子/桜井みどり

齋藤栞②〔12−21、21−18、21−8〕1●井上静華

北吉穂香/今野あゆみ②〔21−17、21−11〕0●奥井智菜美/平井亜紀

前日の濱北ももに変わって登場した井上静華(広島ガス)。第1ゲームをわずか12本で奪ったが、悔しい逆転負け
前日の濱北ももに変わって登場した井上静華(広島ガス)。第1ゲームをわずか12本で奪ったが、悔しい逆転負け
投稿日:2016/01/31
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