「本当に幸せな現役生活だった」池田信太郎 ヨネックスOPジャパン 初日予選

9月8日に行なわれたヨネックスOPジャパン(東京体育館・SS)初日予選には、今大会での引退を表明している池田信太郎が出場。大嶋一彰(日立情報通信エンジニアリング)とのペアで男子ダブルス予選を戦ったが、予選2回戦で対戦したタイ選手に第1ゲームを奪ったものの、続く2、3ゲームを奪い返され逆転負け。北京・ロンドン五輪出場ほか、世界選手権男子ダブルス3位など、数多くの功績を残した男が、静かにラケットを置いた。

 

▼予選1回戦

池田信太郎/大嶋一彰②〔21−13、21−16〕0●森岡秀斗/小川桂汰34分

▼予選2回戦

池田信太郎/大嶋一彰●1〔21−16、10−21、14−21〕②デチャポル/キッティフォン47分

 

 

池田信太郎

 

予選1回戦で高校ペアを一蹴した池田/大嶋は、2回戦で世界ランキング38位のタイペアと対戦。タイ期待のルーキーに対して池田/大嶋が1ゲーム16本でつかんでみせたが、2ゲームは相手の速くて低い展開に引き込まれて10−21。1−1のイーブンとなり、気持ちを切り替えて臨んだ池田/大嶋だったが、第3ゲーム7−7のシーソーゲームから先に抜け出したのはタイペア。池田/大嶋は4連続失点で7−11とされると、なかなかペースを奪い返せずに点差が開く。最後は日本ペアのミスが重なり14—21で終戦。敗れはしたものの、この試合で最後となる池田信太郎には、会場から温かい拍手が送られていた。

 

 

◆池田信太郎のコメント

池田信太郎

「今日が最後で残念な形で終わってしまったんですが、ある程度自分のプレーもできたし、最後の最後までベストを尽くせたのではないかなと思います。負けたのは悔しいけれど、満足している部分ももちろんあるので――悔しい気持ちも半分ありますが――ある程度自分のプレーができたことに納得しています。

 約30年間、父から教わったバドミントンをこんなに長く続けるとは思っていなくて、本当に幸せな現役生活だったと思っています。大学を卒業したときに一度は競技者としては終わろうかなと思って、高校の教員を志望したんですが、幸運にも採用枠がなかったり、いろいろな巡り合わせで日本ユニシスに拾っていただいて、そこから自分の人生が信じられないほど大きく変わりました。本当にこういう立場でいられることが、いまでも夢のような感じがしています。

世界選手権で日本男子初のメダルを取ったこと、その経験を生かして、潮田(玲子)選手と本当に一からミックスダブルスをつくりあげてロンドン五輪に出られたこと、その2つが自分の競技人生のなかで一番印象に残っています」


投稿日:2015/09/09
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