幼少時代
4人きょうだいの末っ子として生まれる。長男は高校野球で甲子園に出場、長女はテニスで県大会４強、次女はバドミントンで全中ダブルス優勝、高校選抜ダブルス準優勝などの実績を残しており、日本リーグでも活躍（元広島ガス）。「弟の賢一がバドミントンを始めたのは１年生の終わり頃。一つ年上の数野健太の存在が大きいんとちがうかな。家も近くて幼稚園の頃から一緒。きょうだいみたいなもんやわ」（父）。

小学生時代
小3で2学年上の山口公洋（元ＮＴＴ東日本）とペアを組み、全国小学生大会５年生以下の部で優勝。4年生以降はシングルスに出場して3年連続で決勝に進出。５年時に優勝を遂げた。

中学時代
地元の日吉中に進学。１年で出場した全国中学校大会は団体、ダブルスで見事優勝。2年時にもダブルスで２位となったが、３年の夏はシングルスで出場し無念の８強止まり。

高校時代
関西の強豪・比叡山高に進学。２年の高校選抜で優勝。３年のインターハイではシングルスで２位に入った。「高校に入学した当時からレシーブの処理能力が高かった。レシーブの能力は教えてできるものではありません。早川は後輩たちの相手が好きで、よくわざと高く上げてレシーブするなどしていたのですが、いろんな球回しを楽しそうにやっていました。そうした遊びの中でレシーブの感覚を身につけたのでしょう。学校の部活以外でも、休み時間に真っ先にコートに入って遊んでいました」（藤上良信当時監督）

大学時代
日本大に進学。大学2年、3年時にインカレ・ダブルスを数野健太とのペアで優勝。全日本総合でも社会人相手に4強まで勝ち進んだ。大学３年のときには、関東リーグ春秋、東日本インカレ、インカレ優勝メンバーとして活躍。大学４年のときに主将となり、チームを牽引した。「主将になったことで、気持ちが変わったというのはあります。自分が『勝っても負けてもいいや』と思ったら下もそうなっちゃうから」（本人）。

■バドミントン・マガジン
2011年4月号「恩師の記憶」より
2009年4月号「court cruising」より