【Super500】日本勢は3種目制覇! 奥原希望は久々の優勝!<タイOP>

7月15日に開催されたBWFワールドツアー・タイOP(バンコク・Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は混合ダブルスを除く4種目で決勝に進出。3種目で見事優勝を飾った。

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最終日の第2試合目に組まれたのが男子ダブルス。先々週のマレーシアOP(Super750)で決勝を争った園田啓悟/嘉村健士と遠藤大由/渡辺勇大が、タイのセンターコートで再び顔を合わせた。

第1ゲームを先制したのは園田/嘉村。常に先行しながらゲームを進めて、21-17で奪う。第2ゲームは互いにポイントを取り合って16オール。ここから遠藤/渡辺が3連取で19-16としたが、今度は園田/嘉村が5連続得点で一気に逆転。21-19で制した園田/嘉村がワールドツアー今季2度目の優勝を飾った。

タイOP2018
マレーシアOPに続く同国決勝を実現させた園田啓悟/嘉村健士、遠藤大由/渡辺勇大
タイOP2018
優勝を決めて喜ぶ園田啓悟/嘉村健士(右)

第3試合は女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀。こちらもマレーシアOPで優勝を果たしており、インドネシアマスターズを含めて3度目の優勝をねらう。しかし、第1ゲームは13-21でインドネシアのポリイ/ラハユに先制を許すと、第2ゲームも大量得点を与えてしまい、10-21で敗戦。今大会は準優勝で終わった。

タイOP2018
髙橋礼華/松友美佐紀(右)は優勝ならず

残り2試合はシングルス。先に登場したのは男子シングルスの常山幹太。相手は久々の決勝進出となったベテランのトミー・スギアルト(インドネシア)だったが、常山も初の決勝進出、そして初の優勝に向けて負けられない一戦。

その大事な第1ゲームは、常山が21-16で先に奪う。第2ゲームこそ13-21で相手に奪われたものの、最終ゲームは4オールから常山が一気に突き放して10-4。さらにポイントを重ねると、最後は21-9に抑えて優勝。Super500以上の大会では初の頂点到達を成し遂げた。

タイOP2018
Super500で初優勝を飾った常山幹太

日本が2優勝を飾り、最終試合に登場したのは女子シングルスの奥原希望。相手はこれまで幾度も激戦を演じてきたプサルラ・V.シンドゥ(インド)だったが、この日は奥原が常に先行しながら試合を進める。第1ゲームは9−5,12-8、17-15と相手にリードを許さなかった奥原が、最後は4連取で21-15。

第2ゲームに入ってからは互いにポイントを重ねて接戦のスコアとなり、9オール、14オール、18-オールと後半までもつれる。すると、ここで抜け出したのは奥原だ。最後も3連取で相手を突き放し、21-18で優勝。昨年の世界選手権で優勝以来となるタイトル獲得に成功した。

タイOP2018
久々の優勝を飾った奥原希望

このほか、混合ダブルスではインドネシアのファイザル/ウィジャヤが、ベテランのC・アドコック/G・アドコック(イングランド)を21-12、21-12で抑えて勝利。初優勝を決めている。

決勝戦の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

常山幹太②〔21−16、13−21、21−9〕1●トミー・スギアルト(インドネシア)58分

タイOP2018

【女子シングルス】

奥原希望②〔21−15、21−18〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)50分

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【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士②〔21−17、21−19〕0●遠藤大由/渡辺勇大44分

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【女子ダブルス】

ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−13、21−10〕0●髙橋礼華/松友美佐紀53分

【混合ダブルス】

ファイザル/ウィジャヤ(インドネシア)②〔21−12、21−12〕0●C・アドコック/G・アドコック(イングランド)28分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2018/07/16
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