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【クローズアップ】「この目標があることで頑張れた試合も多かった」山口茜

世界ランキング
世界ランク1位に輝いた山口茜

BWF(世界バドミントン連盟)が発表した4月19日付の世界ランキング(以下WR)で、女子シングルスの山口茜が同種目では日本人初となる1位に輝いた。山口は昨年末のスーパーシリーズファイナルや、旧SSプレミアの中国OPで優勝を果たし高ポイントを獲得。そのほか、2017年は1年間を通してSSベスト8以上の結果を出すなど、常に安定した成績を残していた。

今年に入ってもSuper300(旧GPG)のドイツOPで連覇を飾ったほか、高ポイントが手に入るSuper1000・全英OPで準優勝に入るなど好調をキープ。先週は日本代表が参戦する大会はなかったが、これまで1位に立っていた戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)のポイントが減少したことにより、山口が首位に浮上。日本バドミントンにとってうれしい快挙達成となった。

日本人選手におけるWR1位は、女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が2014年10月30日付のWRで、日本人として初となる1位に到達。2016年5月17日付からは1年以上も首位をキープした実績もある(現在は3位)。

男子シングルスでは桃田賢斗が世界ランク2位(2016年4月7日付)、男子ダブルスでも園田啓悟/嘉村健士が2位(2017年1月26日付)まで上り詰めた実績があり、今後も首位に達する可能性を十分に残している。

念願のWR1位となった山口茜の喜びの声、再春館製薬所の池田雄一監督、そして日本バドミントン協会・銭谷欽治専務理事、朴柱奉ヘッドコーチのコメントは以下の通り。

再春館製薬所・山口 茜

――世界ランキング1位(以下WR)になった心境を教えてください

山口 WR1位になることは目標の一つとして掲げていたものなので、達成することができてうれしい気持ちです。大会直後のランキング更新ではないときに1位になったことも、自分らしいなと感じています。

――いつごろからWR1位を意識してきましたか?

山口 海外を転戦するようになってからWRはずっと意識していましたが、初めてWR2位になったときに、1位になってみたいと思う気持ちが強くなりました。

――WR1位をめざしていたと思いますが、その想いを教えてください。

山口 初めてWR2位になったときや、2017年のスーパーシリーズファイナルで優勝したときも、1位(戴資穎)とのポイント差が大きく、WR1位になることがすごく難しいことであるとは感じていましたが、この目標があることで頑張れた試合も多かったと思います。

――一つの夢だったWR1位が叶いました。次にめざすことは?

山口 もちろん1位を継続することに挑戦はしていきたいですが、あまりこだわり過ぎず、これまで通り目の前の1試合を精いっぱい、自分らしく楽しんでいきたいです。

再春館製薬所 池田雄一監督

「山口が(女子シングルス)日本人史上初の世界ランキング1位になり、本当にすごい偉業を成し遂げました。シングルスで1位ということに、非常に価値があり、これは年間を通して高いパフォーマンスを維持し、大きなケガもなく試合ができた結果だと思います。

ただ、WR1位は彼女の通過点で、彼女自身は1位になったからといって“一番強い”とは感じていないと思うので、これからも引き続き努力して、観ている人を楽しませてくれるバドミントンを追求してほしいです」

(以上、再春館製薬所のプレス・リリースより)

日本バドミントン協会 銭谷欽治専務理事

「山口茜選手が日本人初の女子シングルスでWR1 位の座を獲得したことは、東京2020 オリンピックに向けて、日本バドミントン界にとって非常に明るくもたくましい実績だと思います。本人はもちろんのこと、日本代表スタッフ、所属チーム、関係者に感謝申し上げると同時に、まだ20 歳と若く今後ますますの活躍を大いに期待しております」

朴柱奉(パク・ジュボン)ヘッドコーチ

「日本代表のヘッドコーチをはじめて14 年目ですが、女子シングルスで世界ランキング1 位の選手が誕生したことを本当にうれしく思います。 昨年から今年に入っても様々な大会で好成績を残してきましたが、今回WR1 位を獲得したことで、今後に控えるユーバー杯や世界選手権でも優勝できるように、一緒に頑張っていきたいと思います」

(日本バドミントン協会・プレスリリースより)


投稿日:2018/04/20
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