【日本RC】桃田賢斗が復帰2勝目! 男女シングルス2回戦

5月27日(土)に開幕した『2017年日本ランキングサーキット大会』(埼玉県さいたま市)。28日(日)は各種目2回戦と17位決定戦(1回戦の敗者同士の対戦)が行なわれた。ここでは、男女シングルス2回戦の注目ゲームと結果、ピックアップ選手のコメントを紹介しよう。

 

2-0のストレート勝ちで2回戦突破を決めた桃田賢斗
2-0のストレート勝ちで2回戦突破を決めた桃田賢斗

 

【男子シングルス】
第1シードの坂井一将(日本ユニシス)が、大学生の古賀穂(早稲田大3年)にストレートで敗れる波乱。第2シードの上田拓馬(日本ユニシス)は今春入社した同チームの新人・渡邉航貴に食らいつかれるも、最後はきっちり得点を重ねて勝利した。
出場停止処分からの復帰で注目を集める桃田賢斗(NTT東日本)は、小野寺雅之(早稲田大1年)と対戦。今春の関東大学春季リーグで大活躍した新鋭を、落ち着いたラリーで退けた。また、シャトルをぶつけた後は、相手と目が合うまで待ってから謝るなど、コートマナーのよさも際立っていた。
ナショナルB代表同士の対決、奈良岡功大(浪岡高)と下農走(トナミ運輸)は、高校生1年生の奈良岡がストレート勝ち。準々決勝進出を決めている。

 

🔻試合結果
古賀穂(早稲田大)②〔21-13、21-10〕0●坂井一将(日本ユニシス)
上田拓馬(日本ユニシス)②〔21-15、21-17〕0●渡邉航貴(日本ユニシス)
桃田賢斗(NTT東日本)②〔21-14、21-12〕0●小野寺雅之(早稲田大)
奈良岡功大(浪岡高)②〔21-13、21-12〕0●下農走(トナミ運輸)

 

冷静な試合運びでナショナルB代表対決を制した奈良岡功大
冷静な試合運びでナショナルB代表対決を制した奈良岡功大

 

🔻ピックアップ選手のコメント

 

桃田賢斗
「昨日久しぶりに試合をしたので、朝起きたときに疲れを感じて少し不安がありました。相手はストロークもうまく、やりづらいショットも多かったのですが、応援のおかげで頑張ることができました。まだ心に余裕はなく、探り探りのプレーで、すべてを積極的にプレーすることはできていませんが、ひたむきに一球一球、ベストのショットを出していきたい。明日も感謝の気持ちを持ってしっかり戦いたいです」

 

奈良岡功大
「今日はしっかり足を動かすことがでいて、決めに行くところは決めに行って、ラリーするところはラリーするというプレーができたかなと思います。相手は強打があるので、いい体勢で打たせないようにすることができたのがよかったです。でも、まだミスがたくさんあったので、そこは修正していたい。明日も一球一球全力で、あきらめずにねばっていけたらいいなと思います」

 

古賀穂
「全日本総合で戦ったときは実力の差を感じましたが、今回は相手がどうこうというより、自分のプレーをしっかりしようと思いました。対策も考えてできていたので、負けないようなパターン作りがうまくできたと思います。自分は体が小さいんですけど、自分なりのプレーを確立して、強い相手にもっと勝てるようにこれから頑張っていきたい。今日勝てたのは自信になりました」

 

【女子シングルス】

前日の1回戦で、第4シードの橋本由衣(NTT東日本)を倒した大家夏稀(NTT東日本)。金沢向陽高校を卒業したばかりの若手が2回戦でも躍動。素早いフットワークとスピードあふれるプレーが光り、大学生の嶺井優希(龍谷大)に勝利した。
第1シードの大堀彩(トナミ運輸)は、香山美帆(筑波大)に快勝。昨年準優勝の漆﨑真子(山陰合同銀行)は、ダブルスが本職の松本麻佑(北都銀行)にストレート負け。松本の高さとパワーとスピードの前に、7本、16本に封じ込められた。

 

 🔻試合結果
大家夏稀(NTT東日本)②〔21-7、21-13〕0●嶺井優希(龍谷大)
大堀彩(トナミ運輸)②〔21-14、21-14〕0●香山美帆(筑波大)
松本麻佑(北都銀行)②〔21-7、21-16〕0●漆﨑真子(山陰合同銀行)
峰歩美(再春館製薬所)②〔21-14、20-22、21-10〕1●山本紗椰(岐阜トリッキーパンダース)

 

第2シードの峰歩美は、苦しみながらもベスト8入りを決めた
第2シードの峰歩美は、苦しみながらもベスト8入りを決めた

 

🔻ピックアップ選手のコメント

大堀彩
「2年ぶりに出場した大会で、コートの感覚がつかめず初戦は手こずった部分がありました。今日は2ゲーム目でようやく感覚をつかめてきた感じで、まだまだダメだったところが多かったと思います。自分がいまできるベストパフォーマンスを出せるように、勝つことを意識してやっていきたいです」


29日は各種目の準々決勝が行なわれる。混合ダブルス、女子シングルス、男子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルスの順番で、10時試合開始予定となっている。

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投稿日:2017/05/28
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