【全日本総合】シード選手が順当にベスト4入り果たす!<準々決勝ダイジェスト-2>

12月1日に開催された第71回全日本総合選手権(駒沢オリンピック運動公園体育館)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは男女ダブルス、混合ダブルスのダイジェストをお伝えしよう。

 【男子ダブルス】

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男子ダブルスは、シード選手がそれぞれ白星をつかみ準決勝に進出した。3連覇をめざす園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)は、今年4月に高校を卒業した岡村洋輝/小野寺雅之(日本ユニシス/早稲田大)を21-13、21-11に抑えて快勝。日本A代表の遠藤大由/渡辺勇大は、日本ランキングサーキット優勝の古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)を、保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)は浦井唯行/三浦昴(丸杉)をそれぞれストレートで破っている。

9月ダイハツ・ヨネックスジャパンOP(SS)で準優勝を果たした井上拓斗(上写真・左)/金子祐樹(日本ユニシス)は、トナミ運輸の渡邊達哉/権藤公平を21-13、21-13で退けてベスト4入りを決めている。準決勝は園田/嘉村と遠藤/渡辺、保木/小林と井上/金子が激突する。

 【女子ダブルス】

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優勝候補の髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)は、同じチームメイトの篠谷菜留/星千智を8本、16本に抑えて準決勝進出。福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)は櫻本絢子/髙畑祐紀子(ヨネックス)に第2ゲームを奪われる展開となったが、最終ゲームは落ち着いて相手の攻撃をさばいて勝利。こちらもベスト4に勝ち進んだ。

注目の一戦となった福万尚子/與猶くるみ(ヨネックス)と松本麻佑/永原和可那(北都銀行)の試合は、第1ゲームを松本/永原が21-19で奪取。すると、「いつもなら(2ゲーム目で)崩れることがあった」(永原)という場面も「最後まで自分たちの攻撃を中心にできた」(松本)と、ディフェンス力に定評のある福万/與猶に持ち味のアタックで攻め立て、最後は21-17で勝利。念願のベスト4進出を決めている。

また、米元小春/田中志穂(北都銀行)と新玉美郷/渡邉あかね(NTT東日本)の試合は、新玉の負傷棄権により、米元/田中が不戦勝で準決勝に進んだ。これにより、準決勝は髙橋/松友と松本/永原、福島/廣田と米元/田中が対戦する。

 【混合ダブルス】

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優勝候補の渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)は、同じチームメイトの井上拓斗/篠谷菜留を2−0のストレートで下し準決勝に進出。第2シードの金子祐樹/栗原文音(日本ユニシス)も、貫禄のプレーできっちり白星をつかんだ。

全日本社会人優勝の高階知也/江藤理恵(トリッキーパンダース/岐阜トリッキーパンダース)と、小林優吾/志田千陽(トナミ運輸/再春館製薬所)の試合は、フィナルゲームにもつれた接戦を小林/志田が制して初のベスト4。第4シードの米元優樹/米元陽花(宇部興産/ACT SAIKYO)も、気迫あるプレーで勝利をつかんでいる。準決勝は、渡辺/東野と米元/米元小、小林/志田と金子/栗原が対戦する。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/井出秀人

投稿日:2017/12/02
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