【ジャパンOP】「自信を持ってプレーできた」(ビクター)<男女シングルス決勝戦>

9月24日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)の最終日は、各種目で決勝が行なわれた。ここでは、優勝をかけて争った男女シングルスの選手コメントを紹介しよう。

【男子シングルス】

ハイレベルなパフォーマンスを見せたビクター・アクセルセン(左)とリー・チョンウェイ
決勝でハイレベルなパフォーマンスを見せたビクター・アクセルセン(左)とリー・チョンウェイ

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優勝…ビクター・アクセルセン(デンマーク)

「リー・チョンウェイ選手には一度しか勝ったことがないので非常に緊張していましたが、最高のパフォーマンスが出せてとてもうれしく思っています。第1ゲームはなかなかいいスタートが切れて、風も含めて、さまざまなコンディションをコントロールして試合を進めることができました。2ゲーム目は私が勝つチャンスもあったと思いますが、結果として取られてしまいました。3ゲーム目は、2ゲーム目は過去のことと気持ちを切り替えて、自分に自信を持ってプレーすることができたと思います。

(次の目標は)全英OPが非常に大きな目標です。それを視野に入れつつ、世界選手権やトマス杯も大事にしたい。ただ、来年の話をする前に、まずは数日間しっかりと休みを取ってから、将来のことを考えていきたいです。次のSSは私の生まれ育ったオーデンセでデンマークOPが開催されるので、そこでまた頑張りたいと思っています」

 

準優勝…リー・チョンウェイ(マレーシア)

「自分としては決勝まで進めて非常にうれしいですし、(決勝で)よいパフォーマンスもできたので満足しています。世界選手権のあと、こうして調子も戻ってきたので自信も戻りました。ビクター・アクセルセンに関しては、世界選手権のタイトルも取っていますが、とても自信に満ちたプレーでした。3ゲーム目に入って、彼はゲームのペースを変えてきたと思います。それによって0-5まで差が開き、より自信を持ってプレーした。そして、さらなるリードにつながったと思っています」

【女子シングルス】

女王の座を争ったキャロリーナ・マリーン(左)と何冰嬌
女王の座を争ったキャロリーナ・マリーン(左)と何冰嬌

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優勝…キャロリーナ・マリーン(スペイン)

「今年初めてのタイトルを、ここで取れたことを非常にうれしく思っています。(今年の前半はあまり調子がよくなかったと思います。何をして調子を戻すことができたか、の問いに)それは秘密です(笑)。ただ、アジアでのトーナメントを転戦していくなかで、3回続けて準優勝という結果に終わってしまった。そのときに、なぜこの結果になってしまったのか、ミスから学ばなければいけないと思っていました。世界選手権前にかなり練習を積んで、オリンピックの前のようなメンタル、体の状態で、1球1球に真剣に取り組んでいこうという気持ちを、いまは持っています。今後は世界ランク1位を取り戻すということも一つの目標ではありますが、もう少し時間はかかると思うので、一つひとつの試合を大切に戦っていきたいです」

準優勝…何冰嬌(中国)

「第1ゲームの競り合いを取れなかったことは、自分としてもすごく惜しかったなと思っています。相手に押されてしまった部分も少しあって、第2ゲームは点差をつけられてしまったのかなと思います。途中、少し希望を持てたこともありましたが、マリーン選手はすごいです。好きにはさせてもらえませんでした。大会を通して自分としては調子もよかったし、いいプレーもたくさんできました。準優勝は残念ですけど、満足はしています。このメダルもカッコイイですし(笑)。私はまだ自信という部分が足りない。今年やっとSSの決勝に上がれたくらいなので、そういう経験不足の部分が、トップ選手との差かなと思います」

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2017/09/25
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