【SSP】全英OPのセンターコートに立つのは!? 準決勝ダブルス展望!

本日3月11日は、ヨネックス全英OP(SSP・バーミンガム)の準決勝が行なわれる。伝統の舞台で決勝に上がるのは一体誰か!? ここではダブルス3種目の展望を紹介しよう!

なお、全英OP準決勝は現地時間12時(日本時間21時)に開始予定。第1試合は、女子シングルスの山口茜VSラチャノック・インタノン(タイ)が予定されている。

 

【混合ダブルス】

全英OP

全英OP

渡辺勇大/東野有紗(写真上) − チャンPS/ゴーLY(マレーシア)

1979年に池田信孝/米倉よし子が初めて全英の混合ダブルスでベスト4に入って以来、日本選手では38年ぶりの準決勝進出を決めた渡辺勇大/東野有紗。この19歳&20歳のコンビは、1回戦で昨年の全英覇者・ヨルダン/スサント(インドネシア)をファイナル勝負の末に下すと、次々に強敵を撃破して準決勝まで勝ち上がった。その対戦相手となるのが、リオ五輪銀メダリストのチャンPS/ゴーLY(マレーシア)。経験値の多さではマレーシアペアが有利だが、勢いにのっている渡辺/東野にも勝機は十分あるだろう。さらに高い集中力をコートで発揮すれば、日本人として同種目で初となる決勝進出もみえてくる。

 

全英OP

C・アドコック/G・アドコック(イングランド/写真) − 魯愷/黄雅瓊(中国)

もう一方の山では、地元イングランドのC・アドコック/G・アドコックと魯愷/黄雅瓊が対戦する。アドコック夫妻は準々決勝でリオ五輪金メダリストのアーマド/ナトシール(インドネシア)を下しているだけに、なんとかこの勢いを保って地元Vにつなげたい。対する魯愷/黄雅瓊も、デンマークの強豪・ニールセン/ペデルセンを破って4強入り。実力的にはどちらが勝ってもおかしくないが、ホームのアドバンテージを持つイングランドペアがやや有利とみる。

 

【男子ダブルス】

全英OP

李俊慧(右)/劉雨辰(中国/写真) − 張楠/劉成(中国)

どのペアが勝っても初優勝となる男子ダブルスだが、勝ち残った4組に大きな実力差はない。李俊慧/劉雨辰と張楠/劉成の勝負は、中国の若手VSベテラン対決という構図。ともに準々決勝では激戦を制しての勝ち上がりで波に乗っているが、こういう場面でしたたかさを発揮するのはベテランの張楠/劉成だろう。正規のペアではないが、熟練の駆け引きや堅いレシーブで、若手の攻撃をはね返したい。

 

全英OP

全英OP

ピーターセン(中央)/コールディング(デンマーク/写真上) −  フェルナルディ・ギデオン(左)/スカムルジョ(インドネシア/写真下)

インドネシアのダブルス陣を支えるフェルナルディ・ギデオン/スカムルジョと、欧州の雄・デンマークのピーターセン/コールディングが激突する。デンマークペアは前回覇者のロシアペア、そして中国ペアを下しての準決勝進出。まだつかんだことのないSSタイトルに向けて、まずは一歩前進したいところ。インドネシアペアは攻守ともに安定したプレーを見せているが、相手のデンマークペアには過去2戦して一度も勝ったことはない。2年前の全英でもファイナルゲームで敗れているだけに、ここでリベンジを果たしてセンターコートへの切符を手に入れたい。

 

【女子ダブルス】

全英OP

鄭景銀(左)/申昇瓚(韓国/写真) − リターユール/ペデルセン(デンマーク)

韓国の強豪2ペアが準決勝に進出した。リオ五輪銅メダリストの鄭景銀/申昇瓚は、準決勝でデンマークのリターユール/ペデルセンと対戦。張藝娜/李紹希は、中国の包宜鑫/于小含と決勝をかけて争う。

鄭景銀/申昇瓚は2回戦でマレーシアペアにファイナル勝負で辛勝したが、続く準々決勝では日本の米元小春/田中志穂に2−0でストレートで下して勢いをつけた。デンマークペアとの過去の対戦成績は2勝3敗だが、どの試合も接戦の末に決着した勝敗ばかり。今回も激しいラリーを展開するだろう。

 

全英OP

張藝娜(左)/李紹希(韓国/写真) − 包宜鑫/于小含(中国)

張藝娜/李紹希と包宜鑫/于小含は初対戦。ペアとしての成熟度は韓国ペアが高いが、中国の包宜鑫は過去にこの全英OPを2度制した実績がある。若手の于小含の経験値不足は否めないが、包宜鑫がうまくリードすれば勝機も見えてくるに違いない。

なお、韓国選手による同種目優勝は、08年に李敬元/李孝貞が制して以来遠ざかっている。ダブルス王国の意地を2組が見せるかに注目だ。

 

投稿日:2017/03/11
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