【S/Jリーグ】日本ユニシスが全勝をキープ! NTT東日本も快勝!<東京大会・男子>

2月11日(土)に、日本最高峰のリーグ戦『S/Jリーグ』第12日が、東京・代々木第二体育館で行なわれた。ここでは男子の結果をお伝えしよう。

S/Jリーグ男子11日

S/Jリーグ女子11日

 

NTT東日本が3−0で快勝!

なかなか勝ち星が続かないNTT東日本と、今年に入って3連勝の日立情報通信エンジニアリングが対戦した。

星野翔平(左)/齋藤太一(NTT東日本)
星野翔平(左)/齋藤太一(NTT東日本)

第1ダブルスではNTT東日本の星野翔平/齋藤太一が、日立の塚本好喜/松居圭一郎を相手に、第1ゲーム14本、第2ゲーム18本で下し先制パンチ。しかし、日立は前節のJR北海道戦でS/Jリーグ初勝利を飾った内藤浩司をシングルスに起用すると、NTT・佐藤黎との勝負で気迫あふれるプレーを見せる。「相手は昔から知っているプレーヤー。お互い知りつくしたなかで、どうやって自分のパフォーマンスを出しつつ、相手の攻撃を封じ込めるかを考えていた。そのなかで、自分が持ち味の攻めるプレーを出していけた」と、同級生で、同じ日本体育大出身の佐藤をストレートで退け、五分に戻した。

内藤浩司(日立情報通信エンジニアリング)
内藤浩司(日立情報通信エンジニアリング)

 

1−1となり、勝負は第2ダブルスへ。ここで貫禄を見せたのがNTT東日本の小松崎佑也/松丸一輝。「1−1で回ってきて少しビビってしまったけど、思い切っていくだけだと思った。相手より勢いを出せたし、自分たちのリズムに乗れたのがよかった」と松丸。相手の攻撃をさばきながら自分たちのペースに持ち込み、第1ゲーム21−16。さらに第2ゲームもNTTペアが大きく差を広げ、21−12で勝利。3−0で快勝したNTT東日本が、3勝目を手にしている。

小松崎佑也(右)/松丸一輝(NTT東日本)
小松崎佑也(右)/松丸一輝(NTT東日本)

 

▼結果

NTT東日本(3勝3敗) 3−0 日立情報通信エンジニアリング(3勝3敗)

星野翔平/齋藤太一②〔21−14、21−18〕0●塚本好喜/松居圭一郎

齋藤「1ゲーム目で緊張していたけど、自分たちの方から先に触れていたので、そこで上がった球を決められたのでよかったと思います。2ゲーム目はハーフに入った球が下から(のスイング)になってしまったので、相手に詰められてしまいました。でも、ラッキーな場面や相手のミスが重なったりして、なんとか勝ちきれたのがよかったです」

塚本好喜/松居圭一郎(日立情報通信エンジニアリング)
塚本好喜(左)/松居圭一郎(日立情報通信エンジニアリング)

 

佐藤黎●0〔16−21、12−21〕②内藤浩司

内藤「前回の仙台大会では、以前お世話になったJR北海道との試合で、そこに勝てたことが自信になりました。今回も自分がシングルスに出させてもらったのはチャンスだと思ったし、絶対勝たないといけない。コートに立てたのはよかったし、何より、日立の皆さんの応援だったり、監督やチームメイトの応援が後押しになって力が出せました」

内藤浩司(日立情報通信エンジニアリング)
内藤浩司(日立情報通信エンジニアリング)
佐藤黎(NTT東日本)
佐藤黎(NTT東日本)

 

小松崎佑也/松丸一輝②〔21−12、21−11〕0●大嶋一彰/山﨑裕太

小松崎「最初は緊張して硬かったけど、1−1で回ってきて勝負だと思っていたので、上がってきた球は全部スマッシュでいくつもりで攻めていった。その気持ちが自分たちのペースになって、2ゲーム目もしっかり保てたのでよかったです。最終戦は僕ら個人としても、チームとしても勝って終わりたいです」

松丸「初めて1−1で回ってきたので、ちょっとビビってしまった。相手もビビっていたと思うし、そこで僕らの方が勢いに乗れたのが勝因だったと思います。チームとしても3勝3敗となり、個人的にも3勝3敗なので、明日(最終戦)はチームも勝って、僕らも勝って4勝3敗で終われるように頑張ります」

大嶋一彰(左)/山﨑裕太(日立情報通信エンジニアリング)
大嶋一彰(左)/山﨑裕太(日立情報通信エンジニアリング)

 

快勝の日本ユニシスが6勝目をゲット!

最終日のトナミ運輸戦を全勝対決で迎えたい日本ユニシスは、金沢学院クラブと対戦した。

遠藤大由(左)/渡辺勇大(日本ユニシス)
遠藤大由(左)/渡辺勇大(日本ユニシス)

第1ダブルスは日本ユニシスの遠藤大由/渡辺勇大に対し、金沢学院は黄智万/伊東克範をぶつける。第1ゲーム、序盤はミスもあった日本ユニシスペアだが、ここをしっかり12本で奪うと、第2ゲームも要所を押さえて16本で勝利。「シャトルが重たくて、感覚的な部分がダメだった」と遠藤。渡辺も「ミスが多くて試合内容はよくなかった」と反省したが、北京五輪銅メダリストを擁するペアをきっちり抑え、後続によい流れを作った。

坂井一将(日本ユニシス)
坂井一将(日本ユニシス)

シングルスは日本ユニシスの坂井一将が、金沢学院の藤田遼を2−0で下しチームの勝利を確定させると、第2ダブルスの井上拓斗/金子祐樹も今季6勝目を手にして日本ユニシスが3−0の完勝。最終戦のトナミ運輸に向けて弾みをつける勝利を手にしている。

井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)
井上拓斗(右)/金子祐樹(日本ユニシス)

 

▼結果

日本ユニシス(6勝)3−0金沢学院クラブ(2勝4敗)

遠藤大由/渡辺勇大②〔21−14、21−16〕0●伊東克範/黄智万

遠藤「シャトルが重くて、感覚的な部分がダメでした。負けなかったのがよかったです。明日の相手は僕たちより格上なので、諦めずにくっついていけばチャンスが生まれるかなと思うので、精一杯頑張りたいです。(今日の相手の黄智万は)僕が入社して1年目に、ヨネックスOPジャパンで坂本(修一)さんとペアを組んで負けた相手でした。少し僕の中で因縁もあったので、リベンジできたかなと思います。ドライブからシャトルをカットして前に入ってくるのがうまかったですね」

渡辺「いろんなミスも多くて、試合内容はよくなかった。前衛でラケットが振れないとか、シャトルの感覚がまだ足りていない試合だった。もう一度集中して、明日(最終戦)の試合に臨みたいです」

黄智万(右)/伊東克範(金沢学院クラブ)
黄智万(右)/伊東克範(金沢学院クラブ)

 

坂井一将②〔21−11、21−10〕0●藤田遼

藤田遼(金沢学院クラブ)
藤田遼(金沢学院クラブ)
S/Jリーグ東京大会
坂井(左)と藤田

 

井上拓斗/金子祐樹②〔21−16、21−10〕0●小林晃/荒井大輝

S/Jリーグ東京大会
小林晃(左)/荒井大輝(金沢学院クラブ)

 

投稿日:2017/02/12
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