バドマガ編集部ブログ 奈良岡親子の挑戦!

こんにちは! バドマガ編集部の日常を定期的に(気まぐれに?)お伝えする『編集部ブログ』第2回は、バドマガ6年目ながら「まだまだ若手」と言い張る編集部唯一の女子・結が担当します。

 

私はいま、『奈良岡浩流 心技体の磨き方』という連載を受け持っています。奈良岡監督は、浪岡ジュニアクラブ創部からわずか9年で小学生の全国大会・若葉カップで優勝に導き、浪岡中では昨年の全国中学校大会団体優勝を達成。さらには、全日本総合で史上最年少出場(中学1年)を果たしたスーパー中学生こと、奈良岡功大選手のお父様でもあります。

 

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バドマガで大好評連載中の奈良岡浩監督

 

先日、8月号(7月22日発売)の取材で、Yライターとともに監督に取材をさせていただきました。監督の考え方や取り組みは本当に興味深く、勉強になることばかりなので、ついつい根掘り葉掘り聞いてしまいます。

それでも監督は、いつも包み隠さず、ありのままを教えてくださいます。最初に連載の依頼をさせていただいたとき、「この連載を通して、少しでもジュニア全体の底上げになればうれしい」とおっしゃっていました。自分のクラブだけが強くなればいいという考えではなく、日本のジュニア全体、さらには日本のバドミントン界のことを考えていらっしゃるのがわかります。

 

そんな監督と功大選手は今週、日本のバドミントン選手では初めてとなる“挑戦”をします。“オトナ”が出場する海外トーナメント『ホワイトナイツ インターナショナルチャレンジ』(開催地:ロシア・ガッチナ市/期間:7月1日(水)~5日(日))に、中学2年生ながら自費参加するのです。

 

過去には、佐藤翔治さん(日本代表女子シングルスコーチ)や佐々木翔選手(トナミ運輸)が高校生のときに海外大会に出場していましたが、中学生でここまでの挑戦をした選手はいません。

 

奈良岡監督は、「誰もやってこられなかった部分だからこそ挑戦したい」と、日本バドミントン界の新たな一歩になればと考えていますし、同時に、功大選手にとって“夢の実現への一歩”となればという願いがこもっています。

 

「2020年の東京オリンピックをめざしているというと、『次でいいのでは?』といわれることもありますが、私は何事も、早すぎるってことはないのかなと思います。“次”ではなく“いま”を頑張って、若くして夢を実現した選手は他競技にもたくさんいますからね。もちろん、本人(功大)の強い意志があるから、協力をします。私も今回、初めてのことばかりで不安はあります。ですが、どの選手に対しても、目標や夢を実現させることが監督の役目だと思っています」(奈良岡監督)。

 

功大選手にも、出国前に意気込みを伺いました!

 

「大人の選手に勝ってみたいな、という思いもあって、今大会に参加したいと思いました。それに、自分の夢を実現するための大きな経験になると思います。いまは少し緊張しているけれど、不安よりも楽しみな気持ちでいます。大人の選手は球が速いので、そういう選手と試合ができるのが楽しみ。目標は、とにかく一生懸命やって、自分のプレーを出しきりたいです!」

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海外のシニア大会に、監督である父と二人三脚で挑む奈良岡功大選手。ちなみに、ロシア入りしている6月30日は14回目の誕生日。14歳初めての大会がこのホワイトナイツとなる(写真は昨年の全日本総合のもの。後ろは奈良岡監督)

 

 

 

功大選手は、アジアの国々への遠征経験はありますが、ロシアは初めて。アジアとは違うプレースタイルや体格の違いに、驚く部分もあるかもしれませんね。プレー面だけでなく、大きな時差や移動距離、食事や言葉の違いなど不安はあると思いますが、大きな経験となるのは間違いないでしょう。また『バド×スピ!』にて、結果や感想などをお伝えしたいと思っています。

 

それでは、また!(結)

 

 

★大会では、功大選手は予選で地元・ロシアの選手と戦い、勝ち抜けば本戦でロンドンオリンピックにも出場したスペインのパブロ・アビアン選手と対戦します。そのロンドンでは、功大選手が憧れるタウフィック・ヒダヤット選手(インドネシア)とも戦っている相手。ぜひとも対決を実現してほしいですね!

 

 

投稿日:2015/06/29
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